【野球】ロッテ 国吉獲得の背景「パ・リーグ向き」沢村と重なる剛腕に「抑えられる」の声

 DeNA・国吉佑樹投手とロッテ・有吉優樹投手の交換トレードが14日に、両球団から発表された。中継ぎを強化したいロッテは唐川、ハーマン、佐々木千らとともに勝ちパターンを担えるリリーフを期待しての獲得だという。

 国吉といえば、最速161キロをマークした速球が魅力の投手も、今季は防御率5点台と苦しんでいた。パ・リーグ移籍で花を咲かすことができるか。今季も150キロ台の直球を悠に投じるなど、やはり速球が武器の投手。マリーンズ球団内ではパ・リーグ向きの投手とみる向きがあるという。

 「カットボールを打たれることが多かったみたいだが、小細工しないで、真っすぐで押す投球ができれば十分、抑えられる」との声がある。ちなみに今季、横浜スタジアムでは阪神・佐藤輝に浴びた規格外の場外弾はカットボールを捉えられてのもの。狭い横浜スタジアムでは、細心の注意を払いながらの投球となったが、そこは独特の風と両翼、中堅とも横浜スタジアムよりも広いZOZOマリンスタジアム。球団内では思いきって直球を投げ込み、力勝負を挑んでほしいと願っている。

 移籍決定後、国吉は「リーグは違いますが、野球をすることに関しては変わらないので、移籍してもしっかり自分らしいパフォーマンスを発揮できるように頑張ります」と決意を込めた。DeNAでいうと、横浜では未勝利に終わり、12年オフに楽天に移籍した福山博之投手が100ホールドを達成するなど、パ・リーグ移籍で才能を開花させた。昨年、シーズン途中に巨人からロッテへ移籍した沢村もリリーフとして、優勝争いに貢献した。原監督は「マリンの風が合っている」と評していた。成功者も多いが、パ・リーグ向きの投手かは、果たして-。勝率5割でリーグ戦再開を迎えるマリーンズを剛速球で押し上げるか、注目だ。(デイリースポーツ・水足丈夫)

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