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【野球】原巨人の強さの秘密 平均以上の先制勝率を残せる理由とは

 開幕前、巨人の原辰徳監督(62)は「勝ちゲームを想定してチームを作っている。いかに主導権を握って戦うかというのは重要だと思います」と話していた。九回打ち切りの今季は延長を考慮する必要がないため、惜しみなく手駒を打てるが、前提として勝ち展開を作ることが大事だ。

 主導権を握るために必要なものの一つに、先制点が挙げられる。先制点がいかに勝利につながっているか、直近3シーズンの数字を調べてみた。

 対象はセ・リーグとした。通常シーズンだった2019年、先制点を挙げたチームの勝率は・667だった。延長10回打ち切りだった2020年は同・674。今年は4月終了時点で同・694となっている。

 ここで気になったのは、先制すれば約7割という高確率で勝利する反面、負ける場合はどのようなパターンがあるかということ。1試合ずつ確認していくと法則が見えてきた。例えば2019年シーズンを見ると、先制したチームが負けた試合は計151試合。そのうち、先制した直後に失点した試合が65、1イニング後に失点した試合が32と計97試合もあった。

 2020年も同様で先制しての負け試合は計94試合で、うち64試合が直後もしくは1イニング後に失点を許している。今季は19試合中、13試合が当てはまっている。

 投手はこのデータが頭に入っているからこそ、「点を取ってもらった直後の失点」を防ごうと必死になるのだろう。野手としては先制を許してもすぐに得点して流れを引き戻せば勝機が見えてくる。

 今季の巨人は4月終了時点で30試合を終え、18試合で先制。うち13試合で勝っている。打線は4月10日の広島戦(マツダ)から8試合連続で先制点をマークし、全て序盤の3イニング以内のものだった。その要因について元木ヘッドコーチは「準備できているからじゃない。聖弥(松原)もよくなってきたし、その後もみんなでつなごうという気持ちが強いしね」と語っていた。

 先発陣の奮闘、原監督の采配、宮本投手チーフコーチが「私の自信作でございます」と話す救援陣の活躍もあり、先制勝率・722と平均以上の数字をマークしている。(デイリースポーツ・山本航己)

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