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【野球】広島・羽月に求められるのは?赤松コーチ「すぐにトップスピードに持っていける」

 広島の羽月隆太郎内野手(21)が持ち味である俊足を武器に1軍での出場機会を増やすことを誓った。鯉の若き韋駄天(いだてん)は積極走塁を心掛けながらチームの勝利に貢献する。

 ユニホームを泥だらけにして必死にスライディング練習に励む姿がたくましく映る。3年目を迎える羽月がさらに走塁技術に磨きをかけている。「足が一番求められているところだと思う。積極的に盗塁を仕掛けていきたい」と意気込んだ。

 持ち味である俊足を存分に発揮している。開幕1軍こそ逃したが、ウエスタンでは10試合に出場し、リーグトップとなる10盗塁をマーク。4月9日に今季1軍初昇格を果たすと、「8番・中堅」でスタメン出場した翌日の巨人戦では六回に二盗に成功。うれしいプロ初盗塁を記録した。16日の中日戦(バンテリン)でも2個目の盗塁をマークした。

 昨季は2度盗塁を試みたが、いずれも失敗した。その経験から学んだことは、投手の癖や間合い、捕手のサインなど、さまざまな要素を考慮しながら走るタイミングをつかむことだった。「しっかりとリードを取って、その場の状況を考えながら、自分に有利なカウントで仕掛けていくことが大切」と話す。

 ファームで指導にあたった赤松2軍外野守備走塁コーチも「すぐにトップスピードにもっていけるところが強み。去年1軍を経験したことで、いろいろ考えながらやっている」と成長ぶりを認める。

 春季キャンプでは河田ヘッドコーチが走塁改革を掲げ、機動力野球の復活を目指した。しかし、現実は思うようにいかず、開幕から10試合目でようやく曽根がチーム初盗塁を記録。走者がけん制で刺される場面も多く見られ、足を絡めた攻撃はまだ十分に機能しているとは言いがたい。それだけに羽月の走力に懸かる期待は大きい。

 出場機会を求めて外野にも挑戦。バットでも21日現在、10打数4安打、打率・400をマークし、自慢の脚力に劣らない存在感を示している。17日の中日戦では初回に先制機をフイにする走塁ミスも犯したが、そこもしっかり反省。「一日一日が勝負。無駄にせず、チャンスがあったら食らいついていきたい」。カープの元気印が縦横無尽にダイヤモンドを駆け回る。(デイリースポーツ・赤尾慶太)

 ◆羽月隆太郎(はつき・りゅうたろう)2000年4月19日生まれ。宮崎市出身。右投げ左打ち。内野手。167センチ、67キロ。背番号69。今季の年俸は800万円(推定)。神村学園では1年夏からレギュラーを獲得、2年夏には甲子園に出場した。18年度ドラフト7位で広島に入団。昨季は8月7日の阪神戦(マツダ)でプロ初出場を果たし、初安打と初打点を記録した。

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