【野球】若虎・佐藤輝、東京ドーム100万円特大弾へ期待大 ゴジラも超えていけ!

 100万円弾連発だ。若虎・佐藤輝の東京ドーム直撃弾へ高まる期待。あまたのレジェンドたち、いやゴジラ・松井秀喜をも超えていけ!

 阪神が18日のヤクルト戦にも勝ち、チームとして5年ぶり、矢野監督になってから初の7連勝を飾った。20日からは敵地・東京ドームで2位・巨人との3連戦が待ち受ける。その3連戦では勝敗に加えて楽しみなのが、佐藤輝明内野手(22)の特大アーチである。

 ここ2戦連続では快音は聞かれていないが、15日の広島戦では甲子園のバックスクリーンに131メートルの5号2ランを放ち、「DAZN バックスクリーンホームラン賞」の100万円を獲得した。今度は東京ドームに場所を移し、再び賞金100万円のかかる特大アーチへの期待が膨らむことになる。

 東京ドームには開場3年目となる1990年から、プロ野球公式戦を対象に、スコアボードの両サイドにある大きな広告看板に打球を当てると認定される「ビッグボート賞」およびオーロラビジョンに打球を当てると認定される「オーロラビジョン賞」がある。打った選手には、スポンサーから100万円相当の賞品、または賞金が贈られることになっている。

 2021年4月19日段階では106本がその対象になったが、私は賞が設けられる前に東京ドームで160メートルの特大アーチを取材した経験がある。阪神担当時代の1989年5月2日の巨人-阪神戦のことだ。4回、セシル・フィルダー(57)の放った一発が、当時「日産自動車」が出していた左中間の看板を直撃した。私自身の筆で、翌3日付のデイリースポーツ一面を使い「エンパイア・ステートビルにつかまったキングコングの足の部分に当たった」というような記事を書いた。また、フィルダー本人の「打ったのはハンギングカーブだな。タイミングも合ったし、最高の感じだったよ」とのコメントも掲載した。見出しは「フィルダー4号 160メートル弾」だった。

 公式戦でも賞金弾を目の当たりにしたことがある。94年5月8日の巨人-中日戦。長嶋巨人の担当として取材していたが、中日のアロンソ・パウエル(56)外野手が放った打球が「キリンビール」の広告を直撃した。試合では“ゴジラ”松井秀喜も左中間へ6号2ランを放っていたが、飛距離と衝撃度ではそれをはるかに上回っていた。

 東京ドームの「ビッグボード賞」および「オーロラビジョン賞」の最多獲得者は、その松井秀喜(46)の9回で、今も破られていない。それに続くのは清原和博(53)の6回である。阪神OBでは金本知憲の3度が最多である。

 また、「ビッグボード賞」および「オーロラビジョン賞」の最長距離は、当時巨人のロベルト・ペタジーニ(49)が「三菱電機」の看板にぶち当てた157メートルである。松井は155メートルが最長だ。だが、ボールがよく飛ぶともいわれる東京ドーム。しかも、無双のパワーを誇る佐藤輝なら、これら記録を上回る期待大だ。(デイリースポーツ・今野良彦)

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