【野球】阪神助っ人陣の1軍枠争い 投打の“目玉”ロハス&アルカンタラ来日で矢野監督の青写真は?

 阪神の目玉新助っ人として注目されていたロハスとアルカンタラが4月4日、ついに来日した。両選手は出国前と入国後に検査を受検し、新型コロナウイルス「陰性」であることを確認。現在は2週間の隔離期間中で、今月下旬にもチーム本隊に合流する見通しだ。

 両打ちのロハスは昨季韓国リーグで47本塁打、135打点を記録して2冠に輝き、MVPを獲得。193センチの長身から投げ下ろす平均150キロ超の真っすぐが武器のアルカンタラは、昨季韓国リーグで20勝2敗、防御率2・54と抜群の安定感を誇った最多勝右腕だ。

 5人(ベンチ入りは4人)の1軍外国人登録枠を巡る争いは激化する。矢野監督は「こっちの期待値は大きいし、早く見てみたいというのが正直なところ」とロハス&アルカンタラについて言及。「大体のところは仕上がっていると思う。あとは実戦でやってみて。チームの枠もあるので、判断していこうかな」と競争をあおった。

 開幕から「3番・一塁」で出場を続けているマルテは、ここまで15試合で打率・220、1本塁打、5打点。「5番・左翼」のサンズは15試合で打率・292、5本塁打、15打点。現状は外野を守るロハスの加入でサンズが一塁に回る可能性が高いが、今後のマルテの活躍次第で構図は変化するかもしれない。

 投手は先発ローテの一角を担うガンケルが、開幕から3試合に登板して3勝0敗、防御率0・96と絶好調。守護神のスアレスも防御率1・50と安定感を見せ、既に3セーブを挙げている。2軍ではチェンが少しずつ状態を上げており、エドワーズも牙を研いでいる。

 矢野タイガースは開幕から11勝4敗で首位。ロハスとアルカンタラがチームにさらなる推進力を与えれば、16年ぶりのリーグ優勝へ加速する。(デイリースポーツ・中野雄太)

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