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【野球】阪神 し烈な救援陣の争い 安芸キャンプ組の桑原、小林の台頭で激化

 キャンプは安芸で過ごした2人のリリーバーが開幕1軍争いをさらに激化させている。桑原謙太朗投手(35)と小林慶祐投手(28)。両右腕はここまでオープン戦2試合に登板し、失点どころか安打すら許していない。

 開幕のブルペンは8枠と予想され、守護神・スアレスとエドワーズの両助っ人は当確。左腕の岩崎、岩貞、ドラフト8位・石井大(四国ILp・高知)も確実とみられる。残り3枠を桑原、小林、馬場、小野、加治屋らが争う形だ。

 桑原と小林は安芸でもひときわ存在感が光った。17年に最優秀中継ぎのタイトルを獲得した桑原。17、18年と2年連続で60試合以上に登板したが、19年からは故障に苦しみここ2年は合わせて19試合の登板に終わった。

 ただ、キャンプでは初日からブルペン入りし、61球の投げ込み。平田2軍監督も「(初日から)仕上がりはみんないい。桑原とか…」と名指しで褒めていた。ブルペンでは完全習得を目指す“新球種”フォークを多投していたのが印象深い。何度も捕手と変化量、落とす場所などを確認。視察に訪れた藤川SAから助言も授かり、投球の幅を広げようと試行錯誤していた。

 キャンプ中は「まだ何とも言えない」と話していたフォーク。15日のオープン戦・巨人戦(甲子園)では岡本和の2球目に投じた。外角低めに外れてボールとなったが、その後の直球勝負に2球目のフォークが生きていたようにも感じた。

 小林は安芸の“ブルペン王”。一番多く投げ込み、その姿を平田2軍監督や安藤2軍投手コーチが絶賛していた。小林が追求していたのが直球の質。長身から繰り出されるフォークを生かすためにも、真っすぐでカウントを取ることの重要性を理解していた。

 「やっぱり真っすぐの質。ファウルを取れたり、空振り取れたり、三振取れたり。そういう真っすぐがあって、変化球が生きてくると思うので」

 この言葉通り、オープン戦ではキレのある直球で打者を圧倒している。10日のオープン戦・広島戦(甲子園)、14日の同・巨人戦で計3回を投げて5奪三振。5つ中4つがフォークで奪った三振だが、残り1つの三振と三振以外の4つのアウトは全て直球が決め球。フォークで奪った三振も、それまでに直球が生きてこその結果だ。

 優勝に向けて欠かせないのが救援陣の奮闘。虎のブルペンは今季も心配なさそうだ。桑原の復活、小林の台頭が加わればまさに鬼に金棒。開幕ブルペン枠を誰が勝ち取るのか、目が離せない。(デイリースポーツ・今西大翔)

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