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【野球】高卒2年目の広島・林、初めての1軍で得た貴重な財産 プロ初安打も記録

 広島の林晃汰内野手(19)が1軍再昇格を目指して、さらなるレベルアップに励んでいる。2年目の今季は10月2日に初の1軍昇格を果たし、9日のヤクルト戦(マツダ)で待望のプロ初安打。現在は再び2軍に戻り、打席での考え方、投手との駆け引きなど1軍で得た課題の克服に取り組んでいる。

 初めての1軍舞台での経験は貴重な財産になった。林は「今後は一つの打席に対する内容だったり、そういうのを大事にしていきたい」と力を込めた。

 2日のヤクルト戦(神宮)でプロ初昇格を果たし、9日のヤクルト戦(マツダ)では代打で右翼線へ二塁打。プロ8打席目で飛び出した初安打を「うれしかった。(打ったボールは)親に送りました」と笑顔で振り返った。

 ただ、安打はこの1本のみ。4試合出場しただけで1軍登録を抹消されたが、6日の阪神戦(マツダ)ではスタメンで起用されるなど期待の高さも感じられた。将来の大砲候補は1軍のレベルを肌で感じ、「ファームではずっと確実性に取り組んでいたが、1軍ではもっと考えて『決め』を持っていかないといけないと感じた」。打席での迷いを消し、状況や相手投手に応じて狙い球を絞ることが求められるという。

 2軍に戻った現在は打撃フォームなどには執着せず、いかに投手と勝負できるかを念頭に置いて打席に入っている。「ピッチャーやキャッチャーの配球とか、人のことを見ていろいろやっていくのが今の課題」。手応えも感じており、「自分の中でいろいろ引き出しを出せていると思う」とうなずいた。

 東出2軍打撃コーチは「追い込まれるまで、いかに打席で自分のスイングができるかだと思う。まずは空振りを恐れない。ああいうのは、守っている方からしたらすごく嫌。まずは振れるかどうか」と結果にとらわれず、豪快なスイングを貫くことを求めた。

 21日のソフトバンク戦(由宇)では「4番・三塁」で先発出場。初回と三回に右前適時打を放つと、六回も右前打。今季1軍で4勝を挙げている先発・二保から3度も快音を奏で成長ぶりを見せつけた。10月28日時点では、ここまでリーグ2位の9本塁打で打点も同2位の38打点。2冠が手の届くところにある長距離砲は、残り試合での1軍再昇格も見据えながら、持ち味の打力に磨きをかけていく。(デイリースポーツ・向 亮祐)

  ◇   ◇

 林晃汰(はやし・こうた) 2000年11月16日、和歌山県岩出市出身。182センチ、95キロ。右投げ左打ち。背番号44。岩出小1年時から岩出ヤンキースで野球を始め、岩出中を経て智弁和歌山高に進学。1年春から県大会に出場し、2年夏から3季連続で甲子園に出場した。高校通算49本塁打。18年度ドラフトで広島に3位指名されて入団。

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