【野球】阪神・近本復調で日替わり「1番中堅」がようやく解決か

 阪神は30試合を終えて15勝14敗1分け。7カード連続で負け越しはなく3位につける。26日・中日戦は鬼門ナゴヤドームで鮮やかな逆転勝ち。この試合1番近本が4安打。ここ最近の懸案事項だった「1番・中堅」もようやく解決できそうだ。

 プロ2年目の近本は「2番・中堅」で開幕スタート。3試合目に昨季まで慣れ親しんだ「1番」に戻ったが、まさかの打撃不振。9試合を終えた時点で打率・114。矢野監督は「信じてというか。もちろん我慢して。我慢というか使っていくつもり」と復調を待ったが、バットから快音は続かなかった。

 7月16日・ヤクルト戦(甲子園)で代打を送られると、翌17日は今季初のベンチスタート。18、19日は先発出場したが、21日から5試合スタメン落ちの日々が続いた。1番と中堅は日替わりに。近本が7月にスタメンを外れたのは6試合。1番は38歳糸井が5試合、陽川が1試合務め、中堅は43歳福留が4試合、陽川、中谷がそれぞれ1試合ずつ、スタメンに名前を連ねた。

 矢野監督が「当たり前のように試合に出るところからベンチで試合を見ることで悔しさとか、みんながどういうふうに戦っているかとか。いろんな思いがチカにも出てくる」と奮起を促すと、近本も限られた出番の中で、存在感を示した。

 今季チームが初回得点を挙げた9試合のうち、1番近本は先頭打者アーチを含めて6度絡んでいる。9盗塁はリーグトップ。新助っ人ボーア、サンズの長打力に加えて、近本の機動力を生かした得点パターンを確立できれば、攻撃はさらに多彩になるはずだ。28日からは1ゲーム差で追う2位ヤクルトと直接対決3連戦。リードオフマンの大暴れでチームを勢いづけたい。(デイリースポーツ 杉原史恭)

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