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【野球】西村オリックスは守り勝つ野球で浮上目指す 2年目の発想転換

 オリックスが変わろうとしている。昨季の最下位から浮上を目指す今季は守備重視のシフトで臨むというのだ。

 センターラインにチームでもっとも守備力のある選手をそろえる。捕手には昨季の盗塁阻止率No.1の若月健矢、遊撃手にはパ屈指の安定感を誇る安達了一、二塁には強肩と抜群の身体能力の大城滉二、そしてセンターには広い守備範囲と強肩の後藤駿太が開幕スタメンに名を連ねる。

 西村徳文監督は「去年は守りのミスから失点をする場面が多くみられた。そこをどうするか。練習試合はセンター駿太、ショート安達、二塁大城でセンターラインがしっかりしていた。ミスからの失点はなかったんじゃないか」と手応えを感じていた。

 就任1年目の昨季はチームの課題である得点力アップを補うために、攻撃重視の布陣を選んだ。遊撃に大城、二塁に福田など少しでも得点につなげるためにそういうシフトを敷かざるを得なかった。

 しかし、昨季夏場に大城が故障離脱すると状況が一変した。代わって安達が遊撃に就くと、守備が安定しただけでなく、攻撃にも好影響が出た。8月の成績は14勝9敗。最下位に沈んでいたチームが息を吹き返した。この経験が守備重視へのきっかけとなった。

 2014年を最後にBクラスが続く。長年の課題とされてきたのが得点力不足。そのため守備に目をつむって攻撃型のシフトを組むことが多かった。そのため昨季のチーム守備率はリーグ4位。トップに立ったのは2位になった14年以来ない。攻撃型から守備型への発想の転換は浮上の近道なのかもしれない。

 投手陣は山岡泰輔、山本由伸という昨季のタイトルホルダーを中心に左腕に田嶋大樹、アンドリュー・アルバース、スリークオーターのルーキー・村西良太、長身から150キロを超える直球が武器のK-鈴木とバラエティーに富んだ先発陣は強力だ。

 ほかにも荒西祐大、榊原翼、張奕、竹安大知、本田仁海が控えており質量ともに充実している。6連戦が続く厳しい闘いもこの豊富な先発陣と堅い守りで乗り切るつもりだ。

 「同じことをしていたら同じ結果になる。選手もわれわれもみんなが変わらないといけない」

 西村監督が昨年オフから繰り返してきた言葉だ。今季の球団スローガンも『B INNOVATION #超革新系』。大きく変わろうとしている西村オリックス。新型コロナウイルスの影響で何もかもが異例となるシーズン。守り勝つ野球でパ・リーグに旋風を巻き起こせるか。(デイリースポーツ・達野淳司)

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