【スポーツ】イケメン力士の夢は…増位山の“後継”に名乗り

イケメン力士の勢
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 大相撲のイケメン力士、幕内勢(伊勢ノ海)の夢は歌手だという。10月11日に31歳の誕生日を迎え、秋巡業中にケーキで祝福され、「子供の時の夢は相撲取りになって関取になることと、歌手になりたいと。夢が2つともかなったらすごいこと」と目を輝かせた。

 美声ぞろいの力士の中でも屈指の実力は自他ともに認めるところ。幼少期から父の影響で演歌歌手の山本譲二を聞き、あこがれ、TUBEの前田亘輝ら一流ボーカルとも親交がある。演歌はもちろん、BEGINなどJ-POPも大好き。歌うことが何よりのリラックス方法なのだ。

 角界から歌手への転向は元大関の増位山が有名だが「生き様が素晴らしい」と勢も“後継”に名乗り。「CDをしっかりと出したい」と本気だ。

 将来の目標をモチベーションに今は相撲道にまい進する。「31歳になりました。若手とは言われない年になった。ケガもいろいろしてます。若手が下から出て来ている。気持ちで負けずに頑張る」。

 九州場所(12日初日、福岡国際センター)は西前頭10枚目。三役は昨年夏場所の関脇以来、9場所遠ざかる。「上を目指して、三役を維持できるように。最高位で取れるように。横綱、大関と毎場所当たる地位で取りたい」ともうひと花、ふた花咲かせるつもり。

 角界で一大勢力の“昭和61年組世代”。同級生には横綱稀勢の里を筆頭に大関豪栄道、栃煌山、宝富士、妙義龍、徳勝龍ら実力者がズラリと並ぶ。「同じ年代の人が子供が生まれたり、めでたいニュースが載ってますね」。勢も意識しながら、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。

 20代前半の若手が台頭。今年は世代交代の年と言われ続けてきたが、30歳超世代が踏ん張ってきたからこそ、今の相撲人気がある。

 そんな“花のロクイチ”の中でも異才を放つしゃれ者、伊達男の勢。「歌を磨いて相撲も強くなって」。存在感、スー女からの人気ともにまだまだ若手には負けられない。(デイリースポーツ・荒木 司)

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