【野球】甲子園での2000安打達成は背番号1の左打者3人
阪神の鳥谷敬が8日のDeNA戦で通算2000安打を達成した。史上50人目。甲子園での大台到達は王貞治(巨人)、若松勉(ヤクルト)に続く3人目。この3人がいずれも背番号「1」の左打者という偶然も重なっている。今回は王、若松ならびに阪神在籍者の2000安打達成時を振り返る。(球団は達成当時、敬称略)
王が大台に乗せたのは1974年8月4日の阪神戦。六回に古沢憲司から右前打を放ち、史上8人目となる節目の一打を記録した。プロ16年目、2019試合目だった。ちなみにこの試合は遠井吾郎の3ラン本塁打などで阪神が7-5で勝利している。
若松が2000安打を飾ったのは85年10月9日、五回の第3打席でゲイルから放った右前適時打で決めた。史上21人目。プロ15年目、1757試合目だった。この試合は9-8で阪神が勝利。ちなみに同日、西武がパ・リーグ制覇。1週間後の16日に阪神が21年ぶりとなるリーグ優勝を決めている。
阪神在籍時に2000安打を記録したのは鳥谷を含めて4人。まずは山内一弘が67年10月14日のサンケイ戦(東京)で達成。ダブルヘッダー2試合目の八回に吉江から中前打を放ち決めた。
球団生え抜き第1号でもある藤田平は83年5月3日の巨人戦(後楽園)、九回に角から左前打を放ち達成。現阪神監督の金本知憲は08年4月12日の横浜戦(横浜)、七回に寺原から右前適時打を放ち到達。王手をかけてから19打席目だった。
また、福留孝介は2016年6月25日の広島戦(マツダ)の六回に二塁内野安打を放ち、日米通算2000安打としている。(デイリースポーツ・記録係)