【スポーツ】WWE王座3度目の挑戦 中邑真輔は世界最高峰に立てるか?

 世界最高峰の頂は目の前まで来ている。米国のプロレス団体WWEが10月9日(現地時間10月8日)に米デトロイトで開催するペイ・パー・ビュー大会「ヘル・イン・ア・セル」で、WWE王者ジンダー・マハルに元新日本プロレスの中邑真輔が挑戦。マハルに挑むのはこれが3度目だ。

 他を圧倒する世界最大の団体でWWEユニバーサル王座と並ぶ最上位にある同王座は、間違いなく世界最高峰と言える。日本人で同王座を奪取したのは79年のアントニオ猪木だけだが、現在WWEは認めていない。また、WWEは当時WWFという名称でNWA、AWAとともに3大団体と言われたが、NWAが世界最高峰にあり、現在ほどの地位にはなかった。中邑が奪取に成功すれば、猪木の戴冠以上の価値がある、日本プロレス史に残る快挙と言える。中邑も、16日に大阪で行われた日本公演の前に「タイトルが獲れれば、WWEの顔として認められる存在になる。そこに早くたどり着くためにという意味では、勝たなきゃいけない」と戴冠の重要性を話していた。

 中邑は8月21日(現地時間20日)のペイ・パー・ビュー大会「サマースラム」と日本公演でマハルに挑戦し、ともに必殺技キンシャサ(顔面へのヒザ蹴り)を放つ寸前まで追い詰めながら、マハルの盟友シン・ブラザーズの乱入によって逆転負け。勝利を強奪された形であり、戦いぶりもファンの支持も、王者にふさわしいレベルにあることを十分に感じさせた。王座を奪取するには、シン・ブラザーズにどう対応するかがカギになるだろう。3度目の正直に期待したい。(デイリースポーツ・洪経人)

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