【野球】ヤクルト新戦力ブキャナンはヘルシーな助っ人 ヨガとオーガニック愛好

 マーリンズ・イチロー、サッカー日本代表・長友、テニス・錦織やジョコビッチなど一流アスリートに共通する取り組みがある。それは「ヨガ」だ。心身のリラックスだけでなく、肩こり解消、冷え性改善などポーズにより効果はさまざまで体幹を鍛える役割も果たす。ヤクルトの新外国人のデービッド・ブキャナン投手(27)もヨガ愛好家。「ほぼ(全ポーズ)できる」というヨガポーズは最初は体が硬くてぎこちないが、やっていくうちに慣れていくという。「割とすぐ覚えられるよ」とさすがはアスリート。iPhoneには撮りためた自身のヨガポーズ写真がズラリ。ポーズごとに、マスターした記念として必ず写真を残すという。そんなまめな性格と一人、真剣なまなざしで取り組む姿勢は、キャンプで練習する姿と通じるものがある。

 「真剣に野球に取り組む姿勢が武器」。入団会見で語ったその言葉にうそはなかった。本職のピッチングに加え、初日からバッティングにも取り組んだ。打撃指導に定評のある杉村チーフ打撃コーチに“弟子入り”。「『打撃が好きだから見て欲しい』と言ってきたよ」と同コーチ。チームとして例年より、投手も“9番打者”の役目に強い意識を持つ。「先発(候補)だから大事になってくると思う」。メジャー、マイナーでも本塁打は0本だが、高校通算30本塁打の記録を持つ。「何本か打てれば」と快投だけでなく、勝利に導く一発にも意欲を見せる。

 自分に厳しく、体に優しく。口にするものはオーガニックにこだわる。アメリカ生活時代は毎朝お手製グリーンスムージーを飲んでいたという。その内容を聞いて驚いた。「ケール、ほうれん草、ビーツ、きゅうり、ジンジャー、レモン、アップル…」。試行錯誤でたどり着いた「一番おいしい」と自信の一杯だ。

 キャンプ地の沖縄では小麦粉と比べ栄養価が高い全粒粉パンを自ら現地で調達。また、筋肉を形成するタンパク質が多く含まれるギリシャヨーグルトは「スーパーで買い占めるほど」と小山通訳は話す。アメリカと日本、環境が大きく変わっても自身の体に一切の妥協を許さない。ヘルシー志向の助っ人右腕が無駄のない投球を見せることができるか。期待は十分だ。(デイリースポーツ・疋田有佳里)

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