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夏木マリ 『女優』の肩書き避ける理由

デビュー44年目で初の全国ツアーを行う夏木マリ (c)RYUGO SAITO
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 『夏木マリ』の名前を聞くと、何を思い浮かべるだろう。パワフルな歌声か、映画「千と千尋の神隠し」湯婆婆の声か。最近だと、沢尻エリカの主演ドラマ「ファースト・クラス」で演じた、悪女軍団役も挙げられるか。中には、人気うどん店「つるとんたん」をイメージする人もいるかもしれない。

 「記事を書いていただくときに、『女優』と書いてもらうのは切ないの。厚化粧な感じがしてね。いろんなことをやってるから、『プレーヤー』かな」。シンガー・ソングライターの斉藤和義が作詞・作曲を手掛けた、夏木の最新配信曲のタイトルはズバリ、「Player」と名付けられた。

 ちなみに、夏木ごひいきの「つるとんたん」は関西発祥のうどん屋。同店の東京進出の際にアドバイザー的にかかわったが、経営者やプロデューサーの立場ではなく、「私のお店と思われてる方もいて、予約が取れないと、私のとこに連絡があったりしますよ」と笑う。

 2012年に還暦を迎えたときには、自身の年齢を『ロクマル』と表現した夏木。71年の歌手デビューから芸能生活44年目の今年、62歳で新たな挑戦に打って出る。意外にも初となる全国ツアーの開催だ。

 「あまり過去を振り返らないんですけど、ロクマルになって、歌うことと、映画(出演)が欠落しているなと。歌うことが好きなプレーヤーということをみんなと共有するために、全国のライブハウスでやって、春から歌でリフレッシュしたい。北へ南へというのは夢だったし」

 4月8日の東京公演を皮切りに、札幌、金沢、神戸、大阪など18都市を巡る予定。バンドメンバーの1人として、2011年に結婚した夫でパーカッショニストの斉藤ノヴも帯同するが、「前は歌うことに自信がなかったんですけど、ノヴさんと一緒になってからは、ますます歌うことが楽しくなってきて」とうれしそうに打ち明ける。

 現在、ツアーで披露する楽曲のリクエストを、公式ツイッターやフェイスブックなどで受付中。カバー曲のエントリーも可能で、ユーチューブでは、椎名林檎の「罪と罰」や妖怪ウォッチのオープニング「ゲラゲラポーのうた」を、夏木が歌う動画が公開されている。

 「セットリストの3分の1は、“説教”にしようと思ってて。講演会を90分やるときも、30分は説教になるし」と独特のトークコーナーも準備。「この世代の女が元気にプレイしてるのも、芸能界として面白いんじゃないかな」。“ロクニ”夏木はとことんバイタリティーにあふれている。

 (デイリースポーツ・丸尾匠)

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