吉田沙保里の“後継者”向田が決勝進出 銀メダル以上確定

 モンゴル選手を攻める向田真優(左)=撮影・高部洋祐
 唇から流血しながら戦う向田真優(撮影・高部洋祐)
 準決勝を突破し、スタンドに向かって手を振る向田真優(撮影・高部洋祐)
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 「東京五輪・レスリング女子フリースタイル53キロ級・準決勝」(5日、幕張メッセAホール)

 吉田沙保里の“後継者”向田真優(24)=ジェイテクト=がバトオチル(モンゴル)を破り決勝へ進出、銀メダル以上を確定させた。6日の決勝で金メダルをかけ、ホウ(中国)と対戦する。

 第1ピリオドで相手の攻めから反撃に転じて1ポイントを先取した。さらに1ポイントを加えた。第2ピリオド、積極な攻めから、さらにポイントを重ねて逃げ切った。

 向田は1回戦でエソンベティア(カメルーン)と対戦し、開始早々に6ポイントを奪うと、さらにポイントを加えて、第2ピリオドでテクニカルフォール勝ち。2回戦ではザシナ(ポーランド)に先制を許したものの、2試合連続となるテクニカルフォールで勝利した。

 5歳で空手からレスリングに転向。小学生時代から頭角を現し中学はJOCエリートアカデミーに入校。私立安部高から至学館大に進み、2016年、18年と世界選手権を制覇した。2019年世界選手権で銀メダルを獲得し五輪切符を得た。

 五輪3連覇を果たした吉田沙保里さんと同じ三重県出身。同じ階級でポスト吉田として注目されてきた。吉田と同じくタックルを得意とする攻撃的スタイル。「53キロ級で金メダルを取りたい」と、後継者として覚悟を持って臨んだ。

 ◆向田真優(むかいだ・まゆ)1997年6月22日、三重県四日市市出身。東京都北区立稲村中から私立安部学院高、至学館大と進学。世界選手権で金メダルを2回獲得。

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