平野歩夢“二刀流”終えて達成感「スケボーが自分を強くしてくれた」【一問一答】

 演技する平野歩夢(撮影・高部洋祐)
 演技に失敗し転倒する平野歩夢(撮影・高部洋祐)
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 「東京五輪・スケートボード男子パーク・予選」(5日、有明アーバンスポーツパーク)

 スノーボード男子ハーフパイプ五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(22)=TOKIOインカラミ=が、日本男子初、女子を含めれば5人目の“二刀流”夏冬五輪出場を果たした。62・03点で14位に終わり、8人で行われる決勝進出を逃したが、「スケートボードが自分を強くしてくれた」とすがすがしく達成感をのぞかせた。平野と一問一答は次の通り。

 (開口一番)「優勝インタビューみたいで恥ずかしいっすね(笑)」

 -東京五輪の演技を終えて。

 「楽しく自分の滑りができて終われたので、悔いなく、この場に立たせてくれた環境や、周りの人たちにありがたいなって思いが一番」

 -二刀流挑戦を終えて。

 「またこの後もすぐスノーボードに切り替えて、そっちもそっちで、ずっとスノーボードから離れている期間はちょこちょこあるので、周りのレベルも高いし、半年でどこまでやれるか。これもまたチャレンジ。終わっても終わってない挑戦の流れでもあるのかなと」

 -挑戦を振り返って。

 「最初は3年前くらいにちょっと頑張って挑戦してみようかなと思ってやっていたが、失ったものとか、それなりに(スノーボードで)やってきたことから離れた期間でもあったので、誰もやったことのないことの難しさだったり、人がやってないことってこんなに大変なんだなと実感していた時期はちょこちょこあった。つらく苦しい時期はあったが、やっぱり人のやってないことを選んだわけなので、この場に立てたことを考えると、スケートボードっていう場が確実に今の自分を強くさせてくれたと思う。全然そこに対しては悔いなく、今日を終えられたかなという気持ち」

 -演技前は冬季大会とは違う心境だったか。

 「流れ的にはプレッシャーとか期待を感じてはいたが、雰囲気的には。でも自分はそうじゃなく、やっぱり勝ち負けって言うよりも、その場に立てていることだったり、自分の納得いくことを表現したい気持ちが強かったので、プレッシャーは自分自身感じてなくて、どこまでいけるのか?という挑戦ができたかなという感じだった。やるだけ、みたいな気持ちが強かった。あまり緊張もなく楽しめた」

 -高いエアを見せた。

 「今まで他の大会にも出ていて、納得のいく滑りは(できず)練習でやっていたことができなかったりとか、うまくいかないな、スケボーって難しいなと実感しながら戦っていたので。今回練習時間もそれなりに、5日間くらいあったので、それなりに今までやってきたことがまとめられた。やっぱり高さや回しは、スノーボードをやってきた側として武器にしなきゃなと。唯一の部分でもあるので。高さは、スケボーで唯一スノボからつながるもの、スピード感は意識したいなと思って。結構その辺は今回最大限に見せたかなと思う」

 -チャレンジを通じて得られたものは。

 「スケボーをやり始めてから、楽しいだけじゃなかったり、納得いくものだけじゃない挑戦。自分ができないこと、人ができないような物に挑戦する難しさだったり、大変だなと。自分との戦いが繰り返し続いていたので。スノーボードではなかんか感じない部分だと思うし、スケートボードを通じて、この場を通じて、自分自身を強くしてくれたと思います」

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