アーティスティックスイミングでデュエットを制したROCのロマシナは、6個目の金メダルとなった。2008年北京のチームに始まり、12年ロンドンと16年リオデジャネイロはデュエット、チームともに制した。31歳になっても隙の見当たらない女王は「金メダルの数は考えず、今この瞬間の喜びを味わいたい」と感慨に浸った。
クモをテーマにした演技は迫力、技術、表現力とも群を抜いていた。FR予選では出だしで曲がかからないアクシデントがあったが、ものともしない完勝。音響担当者からは謝罪があったといい、ロマシナは「五輪はいろいろなことが起きるもの」と全く動じる様子はなかった。