体操男子・橋本、2冠も団体銀は「一番悔いがあった」パリでの金獲り誓う
東京五輪体操男子日本代表でメダルを獲得した橋本大輝(19)=順大、萱和磨(24)=セントラルスポーツ、谷川航(25)=セントラルスポーツ、北園丈琉(18)=徳洲会=が4日、都内で会見に臨み、次回24年パリ五輪でのさらなる飛躍を誓った。
今大会は団体で銀、橋本が個人総合と鉄棒で金、萱があん馬で銅を獲得。具志堅幸司以来37年ぶりの個人2冠の快挙を成し遂げた日本の新エース橋本は「18演技ノーミスの結果が団体銀メダル、個人金メダル、そして種目別(鉄棒)の金メダルの結果につながったと思っております」と振り返った。
だが、連覇を狙った団体はROCにわずか0・103及ばず。「正直、団体総合金メダル取りたかったというのが一番悔いがあった」との心境を語り、「これからはその悔しさを成長に変えて、3年後のパリでは金メダルを1つでも多く、そして団体金メダルを獲っていきたいと思います」と強い思いを口にした。
萱は「あん馬に関してはやりきっての銅メダルなので、結果は(メダルは)何色でもいいのかなと思う」と個人種目には満足しつつも、「団体に関しては全員がノーミスですばらしい演技をつなげたんですけど、どうしても0・1は忘れることができない」と強調。「あの悔しさは、もう3年後に金メダルを獲りたいという思いに変わっている」と雪辱への思いを口にした。
谷川は「時間が経つにつれ悔しさがこみ上げてきて。苦しい時でもその悔しさを思い出して絶対勝つんだという気持ちでやっていけば(金メダルを)獲れるんじゃないかと思う」とリベンジに闘志。
最年少の北園も「次の世界選手権(10月28日~11月6日、英国・リバプール)からパリまで日本が一番強いと言うのを示していって、必ず団体で次は金メダルを残したいと思います。個人総合でもパリでは金メダルを獲得できるように頑張りたい」と意気込んだ。
来年にはルール変更が控えるが、橋本は「次の世界選手権を戦わないといけないので、ルールのことは先回しにしたい。変更になるルールは大体分かっているので、それを明確にして冬場やっていけたら来年のルールに対応できると思っている。あせらず、一歩一歩目先のことを考えてやっていきたい」と自信を示した。
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