なぜ?サニブラウン自身も疑問の失速「最後ジョギングしてるくらいの遅さ」予選敗退
「東京五輪・陸上男子200m・予選」(3日、国立競技場)
サニブラウン・ハキーム(22)=タンブルウィードTC=が、21秒41で組6着に沈み、予選敗退となった。
レースを終えたサニブラウンは、まさかの結果を受け入れることができなかった。後半も伸びず、まさかの大失速。「自分でもなんで遅かったのか分からない。最後ジョギングしてるくらいの遅さ。気持ちが切れた部分もあったが、もっといけて良かった」と首をひねった。
100mでは代表から漏れ、200m一本での勝負。左太もも違和感の影響で日本選手権の200mを欠場後、7月の日本代表リレー合宿には参加せず、所属チームに帯同して海外で調整してきた。
万全なコンディションで臨んだはずだったが「痛いところもなかったし、調子は日本選手権と比べて全然上がっていたが」と、ショックを隠せず。集中力を高めて臨んだレースだったが、まさかの結果だった。
飯塚翔太(30)=ミズノ=も21秒02で組6着で、準決勝に進めなかった。
◆サニブラウン・ハキーム 1999年3月6日、東京都出身。100メートルの全日本記録保持者。190センチ、83キロ。