「東京五輪・サッカー男子・準決勝、日本－スペイン」（３日、埼玉スタジアム）

　ＭＦ遠藤航（２８）＝シュツットガルト＝がスペインの“至宝”封じを誓った。マッチアップが予想されるＭＦペドリ（１８）＝バルセロナ＝について言及。「ビビって下がって、スペースを与えると何でも自由にやられてしまう。『人に行く』というところは意識しないといけない」と気合を込めた。

　スペインＡ代表およびバルセロナで主力としてプレーするペドリは移籍市場の情報サイト「トランスファーマーケット」で８０００万ユーロ（約１０４億円）の市場価格があるとされている。スペインの将来を担うとされる１８歳を封じ、世界を驚かせる決意だ。

　主将として臨んだ１６年リオデジャネイロ五輪では１次リーグで敗退。わずか３試合で五輪が終わった。

　２度目の五輪では５試合目に臨む。「今回は金を取るという思いで来ている。新たなまだ見えていない景色がこれから見られるという思いがあります」。優勝候補スペインを撃破し、初の決勝進出を決める。