競泳・平井HC退任の意向 関係者明かす
競泳の日本代表ヘッドコーチ(HC)を務める平井伯昌氏(58)が2日、日本水連に同職を退く意向を伝えた。関係者が明らかにした。2日に都内で行われた会見では「複数の金メダルという目標は達成することができた。全員、決勝進出という目標は全く遠いものになった。安心する面と、チーム目標が到達せず大きく反省する、両方の気持ち」と大会を総括していた。
平井氏は2008年の北京五輪後にHCに就任し、15年からはマネジメントを担う競泳委員長も兼務。競泳委員長は今年6月に退任していた。HCの任期は東京五輪までで、1日の全競技終了後には「若い選手の発掘・育成をしないと(他国に)追いつけない。水連の役職じゃなく、現場のポジションをもっと作ってほしい」とも話していた。後任は未定。
平井氏は04年アテネ、08年北京五輪で北島康介、16年リオ五輪で萩野公介、東京五輪で大橋悠依を金メダルへと導いた。