土性沙羅が銅メダルかけて敗者復活戦へ 1回戦敗退も対戦の米国選手が決勝進出
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「東京五輪・レスリング女子フリースタイル68キロ級」(2日、幕張メッセAホール)
16年リオ五輪覇者の土性沙羅(26)=東新住建=が3日の敗者復活戦に出場することが決まった。
土性に1回戦で勝ったタミラマリアナ・ストックメンサ(米国)が、この日夜の準決勝でチェルカソワ(ウクライナ)を下して決勝進出を決めたため、観客席からこの試合を見守っていた土性に再び、マットに上がるチャンスが巡ってきた。
まさかの初戦完敗だった。強敵のストックメンサ(米国)との対戦は、開始直後にタックルで2ポイント奪われると、さらにローリング2ポイントを失った。開始2分にも再びタックルを浴び、2度のローリングで計6ポイントを失い、0-10で無念のテクニカルフォール負けとなっていた。
土性は試合後、「19年に世界選手権で負けた相手。タックルに入られたら、切るのが難しい。タックルに入られないように意識したが、強かったです」と完敗を認めたうえで、「敗者復活に上がれれば、死に物狂いで戦いたい」と銅メダル獲得へ気持ちを切り替えていた。