シャウフェレが逃げ切り金「本当に最高だ」祖父母が住む東京で「五輪は特別」実感
「東京五輪・ゴルフ男子・最終日」(1日、霞ケ関CC=パー71)
最終日が行われ、ザンダー・シャウフェレ(米国)が通算18アンダーで金メダル。ローリー・サバティーニ(スロバキア)が銀メダル、プレーオフを勝ち抜いた潘政琮(台湾)が銅メダルを獲得した。
シャウフェレがしぶとく逃げ切り、金メダルに輝いた。祖父母が東京都内に住むなど縁のある日本で、誇らしそうにメダルを手にし「五輪は特別だと聞いていたが、表彰式に出て実感できた。本当に最高だ」と感慨に浸った。
四つ伸ばした前半とは一転、重圧からか後半はパー5の14番で1打目を右に大きく曲げてボギーをたたくなど失速。一時は猛追してきたサバティーニに並ばれたが、17番で2・5メートルのバーディーパットを沈めて振り切った。
4月のメジャー、マスターズ・トーナメントで、優勝した松山と同組で回って競り負けた雪辱を果たした。「最後まで冷静にプレーできた。メダルやお金は結果的なものだが、とにかく勝利が欲しかった」と破顔した。