丸山茂樹コーチ メダル逃した松山は「悔しさで煮えくりかえってると思う」

銅メダルをかけたプレーオフで敗れ、丸山茂樹ヘッドコーチ(右)から肩をたたかれる松山英樹=霞ケ関CC
銅メダルをかけたプレーオフで敗れ、丸山茂樹ヘッドコーチ(左)に迎えられる松山英樹=霞ケ関CC
 プレーオフを終えて帽子を取る松山英樹(撮影・堀内翔)
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 「東京五輪・ゴルフ男子・最終日」(1日、霞ケ関CC=パー71)

 1打差の2位でスタートした松山英樹(29)は5バーディー3ボギーの69で、トータル15アンダーの3位タイでホールアウト。実に7人による銅メダルを懸けたプレーオフに回ったが、1ホール目でボギーとし、メダルを逃した。

 日本代表の丸山茂樹ヘッドコーチとの一問一答は次の通り。

 -日本としてはメダルを逃した形に。

 「結果で言っちゃうとね。残念だけど。それ以上にまた素晴らしいものはみせてもらったかなと思う。一打の重みを改めて感じたというか。たられば、じゃないけど、山ほどありすぎて。本人が一番、100万倍悔しい思いだと思うよ」

 -どの辺りが。

 「やっぱり終盤かな。前半がああいう形でスタートするのはよくあること。いい雰囲気になった後に、不安に残るようなことを、例えば5番のショートパットを外したところとかそういうのは多少なりともジャブが入ってくるのかなと思う。ただ、9番のティーショットのところで吹っ切れたと思ったので、その後いけるかなと思ったんですけど、やっぱり11、12といった瞬間の13のミスだったりとか、いい流れの中で足元を蹴られるというかすくわれるというか。取っても取ってもまたかよみたいなのがゴルフにはよくあるので。それが今日はプレーヤーの心境で見てると、そういうのって運命というかあるんだなと感じたね」

 -波に乗りきれなかった。

 「ゴルフの一番腹の立つ流れというか、こっち(ゴルファー)サイドじゃないと分からないかもしれないが、必ずこういう経験をする」

 -コロナ明けの影響は。

 「プロゴルファーはある意味、その試合に照準を合わせてポンと出る人と、徐々に調子を上げていくために前の週とか2、3週間続けてそこに合わせていくとか、色んなタイプがいる。本人の中で、コロナ明けで体力も無い中、もうちょっと時間があって1試合でも軽く流せるような試合があって、色んなことを確かめてからここにこれたら大きな違いだったのかなと思う。言い訳にはしないけど、第三者からみてると、そこは本当は悔しかったろうなと思う。ぽつんぽつんと『(五輪前に)1回やりたかったな』ってずっと言ってたから」

 -今後のシーズン、切り替えられそう。

 「そこができなかったら、7年も8年もこんな位置でゴルフやってないですよ。あれ、どこ行ったって言われてる。一流はそういうところの切り替えは得意中の得意」

 -松山にとってこの経験は。

 「もう間違いなく悔しさでいっぱいだから。何かでうさを晴らす気持ちになってるでしょうね。もうなんか煮えくりかえってると思いますよ、うぉ~と血が。絶対次みんなやっつけてやると。それはヒシヒシ感じる」

 -パリは出たくないと言っていたが。

 「いやいやそんなことはないですよ。そうなのかもしれないけど、あなたしかいないと言われたら、俺がやらねば誰がやるですよ」

 -女子に向けて。

 「暑くなるだろうし、男子の後でラフも急に短くはできない。このラフも結構女子の子たちには最後の(松山)英樹のように、ボンッと入ってしまうとタフなシチュエーションになってくる。本当、我慢して戦い抜くしかないかな。メジャーとかこういう競技は忍耐あるのみ」

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