武井会長の熱血ミーティングで選手に火 「活躍してくれれば、俺がみんなを輝かせる」
「東京五輪・フェンシング男子エペ団体・決勝」(30日、幕張メッセBホール)
男子エペ団体が日本勢初となる金メダルを獲得する快挙を果たした。日本フェンシング界のレジェンド的存在で、日本協会前会長の太田雄貴氏(35)の思いが実った勝利。今年6月から新体制としてタレントの武井壮氏(48)を会長に迎え、新たな出発を図った日本フェンシング界にとって大きなニュースとなったが、“百獣の王”を自称する新会長の熱血ミーティングも、快進撃に一役買っていた。
メダルが期待されていた個人戦では、山田の8強入りが最高だった。太田前会長によると、その翌日、武井壮会長と青木監督、そして選手たちでオンラインミーティングが行われたという。
「活躍してくれれば、俺がみんなを輝かせる」-。ツイッターフォロワー数は155万人。抜群の発信力を誇る新会長の競技普及に向けたバックアップの約束が、選手たちの心に火を付けた。
武井会長とともに、会場で自身が成しえなかった日本フェンシング界初の金メダル獲得を見届けた太田前会長は「ルールが分かりやすいエペは、日本で普及させていくには重要と思っていた種目。一番取りたい日に取ってくれた」と喜びを爆発させた。