“絶対王者”リネールは銅メダル 連覇ストップも改めて意欲「次はパリ五輪」

 畳に倒れ込む原沢久喜。上はリネール(撮影・堀内翔)
 フランスのテディ・リネール(右)に指導3による反則負けを喫した原沢久喜=日本武道館
 銅メダルを手に笑顔の男子100キロ超級のテディ・リネール=日本武道館
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 「東京五輪・柔道男子100キロ超級・3位決定戦」(30日、日本武道館)

 五輪2連覇の“絶対王者”テディ・リネール(31)=フランス=は、3位決定戦で日本の原沢久喜(百五銀行)を延長反則で下し銅メダルを死守した。準々決勝では世界ランク1位のバシャエフ(ロシア・オリンピック委員会)に延長で優勢負けし、五輪3連覇の夢はついえたが、「次は24年パリ五輪」と地元開催の大会出場に改めて意欲を燃やした。

 メダリスト会見に出席したリネールは「銅メダルでも誇りに思っている。勝つことができた」と語った。五輪までは新型コロナ禍での1年延期や自身のけがもあって準備が難しかったといい、「銅メダルだが、獲ることができてすごくうれしい。これは貴重な経験で、スポーツは色んなことを学べる。人生に役に立つ」と述べた。

 自身にとっては北京五輪での銅、ロンドン、リオの金に続く4個目のメダルで「全てのアスリートは生涯で一度はメダルを手にしたいもの。そういう意味で4つ目のメダルはうれしいこと」。さらに「次は2つ選択肢がある」と続け、「明日は団体戦で金メダルかもしれないし、その次はパリ大会、2024年。そしてその後は、おそらく私も本を閉じることがくると思います」と今後のキャリアプランを明かした。

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