奥原希望がまさかの準々決勝敗退 2大会連続のメダル逃す バド勢金候補が次々と姿消す

 第3ゲームでコートに座り込む奥原希望(撮影・堀内翔)
 第2ゲームで懸命にシャトルを打ち返す奥原希望(撮影・堀内翔)
 第1ゲームでラリーを続ける奥原希望(撮影・堀内翔)
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 「東京五輪・バドミントン女子シングルス・準々決勝」(30日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 世界ランキング3位の奥原希望が同9位の何氷嬌(中国)に1-2で逆転負け。2大会連続での準決勝ならず、メダル獲得を逃した。

 過去の対戦成績は8勝2敗と大きくリードしている相手。この試合前まで3試合すべてストレート勝ちしていた奥原だったが、サウスポー相手に苦しんだ。第1ゲームは21-13で先取したが、第2ゲームは終始リードを許す展開で13-21。今大会初めてゲームを落とした。第3ゲームも一時は8-4と4点をリードしたが、ここから14-21と逆転を許した。

 メダルラッシュが期待されたバドミントン勢だったが、28日には男子シングルス金メダル候補の桃田が1次リーグ敗退。29日は女子ダブルスでも永原・松本組、福島・広田組が準々決勝で敗れた。前回リオデジャネイロ銅の奥原にかかる期待は大きかったが、無念の敗退となった。

 奥原の試合後のコメント。「悔しいというよりも、悔しいんですけど自分がこの5年間やってきたことの答え合わせが終わったなと思いました。本当にこの大会、やっぱりオリンピックだなって。楽しむことは難しい舞台だなってのはあらためて感じましたけど、この舞台に立てたことは本当に幸せでした」

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