ウルフ・アロンが涙の金メダル!柔道男子100キロ級、井上康生監督以来21年ぶり快挙

 金メダルを獲得してガッツポーズをするウルフ・アロン=日本武道館(撮影・堀内翔)
男子100キロ級決勝 韓国の趙グハム(右)と対戦するウルフ・アロン=日本武道館
男子100キロ級決勝、韓国の趙グハム(右)と対戦するウルフ・アロン=日本武道館
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 「東京五輪・柔道男子100キロ級・決勝」(29日、日本武道館)

 ウルフ・アロン(25)=了徳寺大職=は趙・グハム(韓国)に延長の末に鮮やかな一本勝ちを飾り、金メダルを獲得した。初の五輪で同級では井上康生監督以来、21年ぶりの快挙となった。

 苦しい闘いを制した。延長9分21秒、豪快な大内刈りで一本勝ち、勝負を決めた。

 大きなケガを乗り越えた。19年12月のマスターズ大会後に、右膝を手術。同大会を最後に実戦から遠ざかった。20年12月には大会連覇を狙った、体重無差別で争う全日本選手権を欠場。「右膝関節炎、関節水腫で現在リハビリ中。4週間の加療を要する見込み」との診断内容だった。

 それでも今年4月のグランドスラム(GS)アンタルヤ大会では、4試合連続一本勝ちで決勝戦に進出。結果を重ね、代表権を勝ち取った。

 同階級では、現日本代表の井上康生監督が00年シドニー五輪で優勝して以来となる金メダル。「取り返す意味でも、僕自身の柔道人生でも一番大きな大会になる」とウルフ・アロン。奪回を誓った東京五輪の舞台で、勝負強さを発揮した。

 ◆ウルフ・アロン 1996年2月25日生まれ。東京都出身。17年の世界王者。米国出身の父と日本人の母を持つ。趣味は料理。

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