浜田尚里が涙の金「絶対に取りたい」「いつもやられていた」執念で難敵を破る
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「東京五輪・柔道女子78キロ級・決勝」(29日、日本武道館)
浜田尚里(30)=自衛隊=が、悲願の金メダルを獲得した。19年の世界選手権で敗れたマドレーヌ・マロンガ(フランス)に寝技でリベンジし、世界の頂点に立った。
浜田は畳を降りると涙が止まらず。「絶対に金メダルを取りたい気持ち。優勝できて良かったです。一戦一戦だなと思っていた。集中して…」と話すと、言葉が続かなかった。 マロンガは相性の悪い相手で、「いつも負けていた相手。同じやられ方をしないように」と言い聞かせ、得意の寝技で一本勝ちを決めた。今大会は全て寝技で勝ち、「得意の寝技で勝てて良かった。寝技で勝ち上がれて良かった」とうなずいた。
遅咲きの30歳。世界の大舞台で、圧倒的な強さを示した。
◆浜田尚里(はまだ・しょうり) 1990年9月25日生まれ。鹿児島県出身。30歳で初のオリンピック出場。特技は寝技。