八村塁 頼られることは「僕にとっては全然問題ない」 結果には「チームとして反省」
「東京五輪・バスケットボール男子・1次リーグ、日本81-116スロベニア」(29日、さいたまスーパーアリーナ)
今大会初白星を目指す世界ランク42位の日本はスロベニア(同16位)に完敗し、1次リーグ連敗となった。日本の柱・八村塁は34点と気を吐いたが、チームとして要所で点差を詰め切れなかった。八村は40分中36分40秒と、渡辺雄の36分12秒と並びほぼ“出ずっぱり”の状態だった。
第1Q 23-29
第2Q 18-24
第3Q 23-27
第4Q 17-36
八村の個人スタッツは両チーム最多の34得点、7リバウンド、3アシスト、1スティール、1ブロック。惜しくもゴールテンディング(相手のシュートが最高点に到達してから、ボール全体がリングより上にある状態でボールに触ること。相手チームの得点になる)と判定されてしまったプレーもあり、攻守に大車輪の活躍を見せた。
渡辺雄は17得点、7リバウンド、2アシスト、2ブロックをマークした。
一方で、八村にプレーが集中しすぎているという見方もできる。会見では、取材エリアで日本の他の選手が挙げた反省点として、八村に頼ってしまっているとの声があったとの質問が出た。
八村は「僕はディフェンスだろうが、オフェンスだろうが、勝つためにやっているので。得点を何点取ろうが、取れなかろうがディフェンスで何をしようが、勝ち負けのところで、今日は結果で負けたので、全然、足りないところがあると思うんですけど」とチームとしての試合結果を最重視していることを強調した。その上で、「チームが頼る頼らないっていう話は僕にとっては全然問題ないですし。頼りすぎっていう言い方もどうかと思うんですけど、僕としてはチームスポーツなので、チームとして今日は負けたので、そこは僕らはチームとして反省しなくてはいけないなと思います」と語った。