瀬戸大也「腹くくった」勝負のレースプラン変更で決勝進出 失速の反省生かす
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「東京五輪・競泳男子200m個人メドレー・準決勝」(29日、東京アクアティクスセンター)
19年世界選手権で200メートル、400メートル2冠の瀬戸大也(TEAM DAIYA)が今大会初めて決勝に進出した。
1分56秒86で組2着に入り、全体3位で決勝進出を決め、今大会初のガッツポーズをみせた。
前半を55秒32とスローペースで折り返し。だが、これは計算通りだった。「レースプランを変えた。今はこういうレースプランが合っている」と瀬戸。失速を繰り返していた今大会の反省から、「昨日は前半空回り。最初の100を落ち着いて入って、最後スパートをかけた」と明かした。
金メダルが期待された400メートル個人メドレーで予選落ち。切り替えて臨んだ200メートルバタフライでも準決勝で敗退した。いずれも後半が伸びず、沈んでいた。
個人3種目にして意地をみせた。レースプラン変更に「怖いですけどね」「今ある力を出し切りたいと、腹をくくった。初日からそうですが、明日も納得いくレースができたら」と、30日の決勝に視線を向けた。