金メダルの新井千鶴はこんな人 高校時代は3年間「オール5」 祖父は書道家
「東京五輪・柔道女子70キロ級・決勝」(28日、日本武道館)
新井千鶴(27)=三井住友海上=が、決勝でミヒャエラ・ポレレス(ポーランド)に優勢勝ちして、金メダルを獲得した。準決勝はマディナ・タイマゾワ(22)=ロシア・オリンピック委員会=と16分41秒の死闘を繰り広げ、送り絞めで絞め落として一本勝ちした。
◆生まれ&サイズ 1993年11月1日、埼玉県出身。身長172センチ。
◆得意技 左組みで、内股。
◆経歴 兄の影響で6歳から地元・男衾クラブで柔道を始めた。男衾中、児玉高と進み、三井住友海上に入社。15年世界選手権に初出場し、17、18年大会は2連覇。
◆性格 負けず嫌いで「きっちりやりたがるし、曲がったことができない」。
◆文武両道 中学時代は無名選手だった新井は、一般入試で公立の児玉高に入学。高校での成績は3年間「オール5」で、学年では常にトップクラスだった。
◆祖父は書道家 祖父・八郎さんは書道家で、毎年のように書を贈ってくれる。リオ五輪を逃した16年末に帰省した際は「不動」と筆を振るってもらった。「部屋に飾って、それを見て頑張ろうとなる」。座右の銘も「不動心」。
◆物づくり 幼少期から図工や絵を描くことが好きで「丁寧にやっていく作業が大好き」。中学時代には、一つの石を彫刻刀などで削って、最終的に犬の形のはんこをつくった。「すごく時間がかかったが、達成感はすごいものだった」。
◆料理 コロナ禍の自粛期間中には料理にも挑戦。特にしゃぶしゃぶがお気に入りで「温野菜も豚肉も大好きなので、ただ鍋に入れるだけなので簡単」。
◆会ってみたい有名人 小栗旬
◆好きな飲み物 紅茶。