久保建英3戦連発も「たまたま自分が決めているだけ」チームの得点強調 日本3連勝
「東京五輪・サッカー男子・1次リーグ、日本4-0フランス」(28日、日産スタジアム)
日本が強豪フランスを4-0と圧倒。3戦全勝で堂々の1位で1時リーグを突破した。今大会参加チームで唯一の3戦全勝で、日本にとって五輪史上初の快挙となった。31日の準々決勝はニュージーランドと対戦する。
勝利の道筋をつけたのは久保の3試合連続となる先制ゴールだった。前半27分。MF田中から鋭い縦パスを受けた久保は前を向くと右前方のFW上田へパス。上田は右に流れながらも強烈なシュート。相手GKが弾いたボールを走り込んだ久保がダイレクトに蹴り込んだ。
久保は中継局のインタビューに応じると「チームとしてもしっかり守備をしてカウンターをしようという中で、田中選手がいい感じの縦パスをくれて、植田選手へのパスは短くなったんですけど、詰めていてそこにボールが来て、決められて良かったです」とゴールを振り返った。
3試合連続ゴールという決定力には「試合前の準備と、チームメートとの連係だったり、いろんな人と話しをして、自分の動きだったり、彼らの動きを、把握した中で、連係連動というところで最後たまたま自分が決めているだけなので、そこはチームとして非常にいい形になっているかなと思います」とチームで挙げた得点であることを強調した。
31日の準々決勝ではニュージーランドと対戦する。「3試合勝ち点9で終われて嬉しいですが、非常にうれしい気持ちはありますけど、ここから一発勝負で、なにが起こるか分からないので、まずは3日後の試合に照準を合わせて1試合1試合、勝っていきたいと思います」と引き締めた。
ファンへのメッセージを求められると「いろいろ難しい中、自分たちも今、できることを全力でやってるつもりですし、自分たちの今日の勝利、そしてこれからの勝利が、国民の皆さまを少しでも明るくできるように。こんなことを言うのはおこがましいですけど。ぜひ、応援してくれる人がいるのなら、その人たちのために全力で頑張りたいなと思います」と話した。