芳田司は笑顔なき銅メダル「金メダルを目指していたので悔しい」と涙
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「東京五輪・柔道女子57キロ級・3位決定戦」(26日、日本武道館)
芳田司(25)=敬愛高=は銅メダルにも笑顔はなかった。リパルテルアニ(ジョージア)との対戦で得意の内股で技ありを奪い、合わせ技一本で勝利をつかんだ。
金メダルのみを目指す柔道日本の一員。試合後は開口一番「悔しいです」と唇をかんだ。「絶対に銅メダルを取ってやろうと思っていました」と語ったが、「金メダルを目指していたので悔しいです。まだまだ力がないです」と、必死に我慢していた涙がこぼれた。
2018年の世界選手権を初制覇。今大会も頂点を目指していたが、準決勝でジャコバ(コソボ)に敗れた。試合後は落胆の色を隠せなかったが、短時間の間隔で行われた3位決定戦で意地をみせた。周囲の応援に「金メダルは取れなかったですけど、(応援)ありがとうございました」と感謝した。