13歳の金メダリスト西矢「うれしい」と初々しく語る 最年少記録も意識
「東京五輪・スケートボード女子ストリート・決勝」(26日、有明アーバンスポーツパーク)
西矢椛(13)が金メダルを獲得。バルセロナ五輪の競泳・岩崎恭子(当時14歳)を超え、日本五輪史上最年少での快挙を成し遂げた。
金メダル獲得を決め、涙を流した西矢は「うれしいです。なんか途中まで勝てないと思ってたけど、励ましてくれてのれてうれしかったです」と初々しく語り、「他のひとも応援してくれている。最後まであきらめずにやろうと」と語った。
スケボーの魅力について「みんな『おお』とか言ってくれるから楽しい。最新記録、それがうれしい」と、岩崎恭子の記録を意識していたことも明かした。
西矢は大阪府出身の13歳(2007年8月30日生まれ)。今年6月の世界選手権で2位に入るなど、急成長を遂げた。今大会では一気に表彰台を狙う存在として注目されていたが、本番で最高の演技をみせ、ガッツポーズを見せた。金メダルが決まると、何度も涙をぬぐった。
国際舞台で活躍する中山楓奈(16)が銅メダル。17年Xゲームで日本人初優勝を成し遂げた西村碧莉(19)を含め、決勝には10代の3選手が出場した。