柔道 高藤が相手の反則で準決勝進出
「東京五輪・柔道男子60キロ級・準々決勝」(24日、日本武道館)
リオ五輪同級銅メダルの高藤直寿がチフビミアニ(ジョージア)と対戦し、延長戦のゴールデンスコアの末、相手に指導3つが入り、高藤の勝利が決まった。
2分過ぎ、低い姿勢から裏返しにされたが、ビデオ判定でポイントはなしの判定。ポイントが入った時点で勝敗が決まるゴールデンスコア方式の延長戦では、両者が頭を畳につけてえび反りになって残す場面もあるほどの激闘に。相手が高藤に抱きついて投げにいった行為が指導の対象となり、相手の指導3つで高藤が勝ち上がりが決まった。
前回リオデジャネイロ五輪では銅メダル。「リオ五輪は銅メダルで悔しかった。泥臭くても金メダルを獲って表彰台で君が代を流したい」。リベンジを誓って戻ってきた大舞台だった。
また、女子48キロ級では渡名喜風南が、リオ五輪金メダルのパレト(アルゼンチン)と対戦し、関節技で一本勝ちした。
1分が過ぎた後に、渡名喜が先に指導を受けた。その後、寝技に持ち込もうとした渡名喜は、数秒、抑え込んだ後、相手が逃げたタイミングで左肘を腕ひしぎ十字固めできめ、一本勝ちした。