富士山に黒い五輪マーク コロナ陽性で欠場の英国金メダル候補が悲痛な思い
東京五輪の英国代表で、出発前の新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したため、21日に五輪を欠場すると発表した、クレー射撃のアンバー・ヒルが、同日、自身のインスタグラムを更新し、黒い五輪エンブレムとともに無念の思いをつづった。
ヒルは、富士山、桜、五重塔とみられる建造物が描かれたイラストを投稿。全体が薄暗く、中心には5色ではなく、黒い五輪エンブレムが描かれている。
コメントでは「“引き裂かれた”今感じている痛みを表現するのはこんな言葉しかありません。昨夜、COVID-19(新型コロナ)の陽性反応が出たため、東京2020オリンピックに出場しないことになりました」と説明。「症状はありませんが、政府のガイダンスに従って隔離に入り、次に進むために少し休みます。@teamgb(英国チーム)の幸運を祈っています」と複雑な胸中を吐露している。
23歳のヒルは女子スキートで世界ランキング1位。2016年リオデジャネイロ五輪では決勝に進出しており、東京五輪の金メダル有力候補だった。