五輪ボクシング仕様の国技館 芝田山親方「素晴らしい会場になっている」
日本相撲協会の芝田山部長(元横綱大乃国)が21日、東京五輪ボクシング会場となる両国国技館で、初めて会場の中に入り、ます席で海外メディアのインタビュー受けたことを明かした。
「素晴らしい会場になっている。無観客は残念。国技館をうまく利用した形での、きれいな会場になっている。幕にモニターを映しているのかな。素晴らしい。また違った国技館の使用の仕方が見られた」と、相撲とは違った会場の作りを絶賛した。
土俵がリングに変わってはいるものの、ます席、天井付近に飾られる力士の優勝額はそのまま設置。「今回、国技館が五輪のボクシング会場で使用されることで、国技館は日本の伝統と文化を伝承している館だから、ます席があるのと優勝額が周りにかかっている。いろいろなものを選手が見ながら、これは何だと興味を持つ方もいるだろうし、意味内容も分かれば奮起してもらえるのでは。1つの起爆剤になってもらえれば、という話を(インタビューでは)した」と明かした。