五輪組織委 小山田氏の辞任問題を釈明「我々が一人一人選んだわけではない」
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長、武藤敏郎事務総長が20日、IOCの総会出席後に会見した。前日に五輪開会式作曲担当の小山田圭吾氏が過去のいじめ問題で辞任。問題発覚後も留任の姿勢を貫いていた組織委の対応が問題視されている。橋本会長は「責任は私にある。しっかりチェックできなかった。おわびしなければならない」と謝罪した。
武藤事務総長は起用の経緯を説明し、「(式典)グループが全体の計画に必要な人々、仲間を誘って、全体のグループが形成されていった。我々に責任があるのは間違いないが、我々が一人一人選んだわけではない。名簿を受け取った時にチェックすべきというのは、もちろんそう。一人一人調査することはなされなかった」と釈明した。