卓球の東京五輪日本代表が１９日、本番会場の東京体育館で初の公式練習を行った。男子の張本智和（木下グループ）や女子の伊藤美誠（スターツ）らが、和やかな雰囲気でコートの感触を確認。男子の倉嶋洋介監督は「最初は緊張もあったが、会場に着くといい表情で、（コートの）感触もいいと言っていた」と手応えを口にした。

　初五輪の１８歳の天然エピソードも明らかになった。この日宿泊施設から会場に移動する際、張本はユニホーム姿とともに開会式用の革靴を履いて現れ、周囲は爆笑。慌ててシューズに履き替えたが、倉嶋監督は「（公式服の）一式が届いたが、ちゃんと（中身を）見てないんでしょうね」と苦笑い。コート内では一転、集中力を発揮する。