バッハ会長 来日後初の記者会見で訴え「リスク与えない」「信じてほしい」

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は17日、東京五輪のメインプレスセンターで来日後初となる記者会見を行った。大会関係者が隔離期間中に宿舎の外で買い物などプレーブック違反が相次ぎ、この日は選手村からも初めて陽性者が出た。感染対策の要である“バブル方式”の欠陥が指摘されているが、「陽性率は0・01%だ。日本国民にリスクは与えない。対策は機能している」と強調した。

 日本国内では緊急事態宣言下での開催に根強い不信感があり、大会への支持率が低迷している。同会長は「われわれはお互い信頼し合わないといけない。対策を信じてほしい」と訴えた。

 18日には五輪組織委の橋本聖子会長が主催するIOC関係者の歓迎会が迎賓館で行われ、菅首相や小池都知事、森喜朗氏の出席が調整されている。緊急事態宣言下で40人を超える会合に、批判の声も上がっているが「われわれはゲストでしかない」と話すにとどめた。

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