五輪、日本「地の利」生かす 選手村回避の競技相次ぐ

 東京五輪の日本選手団で、メダル獲得が有望視される卓球や柔道、レスリングなどが東京・晴海の選手村に滞在せず本番に臨むことが17日、分かった。東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)や村外の宿泊施設を拠点とする。移動負担の軽減や、使い慣れた練習施設での調整が目的。自国開催の「地の利」を最大限に生かす狙いがある。

 選手らは「分村」を含めた選手村に入ることが原則だが、東京五輪・パラリンピック組織委員会が適切なコロナ感染対策を講じていると認めた施設には宿泊が可能だ。宿泊機能と本番仕様の器具や充実したトレーニング設備を備えるNTCが重宝されている。

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