スノボHP名誉挽回へ“人間力”強化
2014年1月16日
名誉挽回なるか?4年前のバンクーバー五輪で国母和宏の“腰パン騒動”に揺れたスノーボード・ハーフパイプ(HP)は、平野歩夢(15)=バートン、平岡卓(18)=フッド=ら若手有力選手をそろえ、メダルの期待がかかる。バンクーバー以降は、合宿中に有識者による講義や、専属のメンタルコーチから指導を受けるなど、“人間力”の強化にも力を入れてきた。日本を代表するオリンピアンとして、成果を試される舞台がやってくる。
日本五輪史に強烈なインパクトを残した“国母劇場”から4年。ソチ五輪選手団の古川年正副団長が「忘れたいが、忘れてはいけない出来事」と自戒を込めて話すように、一連の騒動の影響は、いまだ関係者の“トラウマ”として色濃く残っている。今回の選手団が掲げるテーマに「人間力なくして、競技力の向上なし」とあるのもその一つだろう。
スノーボードHP代表にとっては、ソチ五輪は名誉挽回の舞台。バンクーバーでの事態を重くみた全日本スキー連盟は、この4年間、同チームの人間力強化に取り組んできた。上島しのぶヘッドコーチ(HC)は「日の丸を背負う自覚をすり込ませてきた。あの騒動があったから、今の土台ができた」と話す。
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