レスリング男子 清岡幸大郎が決勝進出!モンゴル選手に逆転勝ち 初五輪は「お祭りで楽しい」
「パリ五輪・レスリング男子フリースタイル65キロ級・準決勝」(10日、シャンドマルズ・アリーナ)
清岡幸大郎(23)=三恵海運=はモンゴルのトゥムルオチルと対戦。決勝進出を決めた。
第1ピリオドは相手を攻めあぐね、0-1で折り返し。だが後半、もぐり込むように相手の足をつかみ、バックを取って2点。逆転に成功すると、1分を切り、3点を追加した。
清岡は逆転勝ちに、「相手のペースから自分のペースにできずどうしようかと思ったが、セコンドがするべきことを教えてくれた」と、サポートに感謝した。
準々決勝では、プエルトリコのリベラと対戦した。先に6点を先取したが、第2ピリオドに4点を返される苦しい展開となった。それでも最後はアクロバティックな動きで相手の猛攻をかわし、ギリギリで勝利した。
「主人公になりたい」と、人気漫画「ドラゴンボール」の孫悟空に憧れる23歳の新鋭。試合前、マットに入ると両手を天に掲げ、元気玉を集めるルーティン。初出場の五輪でも普段と変わらず試合に臨み、激闘を繰り広げた。
初の五輪は「お祭りで、すごく楽しい」と清岡。11日の決勝へ「しっかり準備してやってきたことを出すだけ。減量があるので調整して万全にして臨みたい」と意気込んだ。