銅獲得の須崎優衣「また明日から頑張る」姉の胸で再び号泣 表彰式でこらえていた涙あふれる 4年後、8年後の金も誓う
「パリ五輪・レスリング女子50キロ級・3位決定戦」(7日、シャンドマルス・アリーナ)
須崎優衣(キッツ)が3位決定戦でウクライナ・リバチと対戦。10-0のテクニカルスペリオリティ勝ちで、銅メダルを獲得した。
表彰式では金メダルの米国・ヒルデブラントに拍手を送り続け、敬意を示した。ただ、その瞳には涙が浮かび、悔しさは隠せなかった。
東京五輪の金メダル獲得から、連覇を目指した今大会。だが、初戦でインドのビネシュにまさかの敗戦を喫し、夢は散った。銅メダル獲得後のマットでは、客席に向けて謝罪ポーズも作っていた。
メダルセレモニーを終えた須崎は客席へ。そこには仲の良い姉・麻衣さんの姿。セレモニーでこらえていた涙があふれ、姉の胸に顔をうずめて号泣した。麻衣さんの目からも涙があふれた。
須崎は表彰式を終えた後の取材で、「明日から頑張って行こうと決意しました。4年後のロスで絶対金メダル、8年後のブリスベンオリンピックでも金メダルを獲得して、この銅メダルが良かったと思える日まで戦い続けたい」と言葉に力を込めた。