須崎が敗れたインド選手の計量失格に日本代表コーチも驚き 締め切り3分前に髪切ってダッシュも150g超過「自分たちもびっくりした」

 「パリ五輪・レスリング女子50キロ級・3位決定戦」(7日、シャンドマルス・アリーナ)

 東京五輪金メダルの須崎優衣(キッツ)が、リバチ(ウクライナ)に10-0のテクニカルスペリオリティ勝ちで、銅メダルを獲得した。前日はビネシュ(インド)に2-3で敗れ、まさかの初戦敗退で連覇も消滅。ただ、この日の朝、ビネシュが計量失格になったことで、敗者復活戦がいきなり3位決定戦となった。

 女子日本代表の金浜良ヘッドコーチは、ビネシュの計量失格について、生々しい現場の様子を明かした。午前7時半で計量は締め切られるものの、ビネシュはなかなか姿を現さなかったという。5分前から係員がカウントダウンをしていき、3分前になったところで髪を切ったビネシュが走ってやってきた。しかし、体重計に乗ったところ、150グラムオーバーで失格となったという。

 まさかの事態に、金浜コーチは「自分たちもビックリした。(五輪決勝前の計量失格は)あまり聞いたことがない」と語った。

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