柔道・永山を絞め続けたガルリゴス、待ては「気付かなかった」と地元紙報道「ルールは誰にとっても同じだ」

 銅メダルを獲得した日本代表・永山竜樹(撮影・中田匡峻)
 スペインのフランシスコ・ガルリゴスに敗れ、審判を見つめる永山竜樹(共同)
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 「パリ五輪・柔道男子60キロ級」(27日、シャンドマルス・アリーナ)

 準々決勝で敗れた永山竜樹(28)=SBC湘南美容クリニック=は、3位決定戦でイルディス(トルコ)に合わせ技一本勝ちで銅メダルを獲得。同階級では日本勢4大会連続メダルとした。

 準々決勝では、23年世界王者のガルリゴス(スペイン)に片手絞めで一本負け。絞め技を食らい、こらえていたが、主審の「待て」の後も、相手が数秒ほど絞め技を継続。その後、畳に倒れ込んだところ、失神していたと判断される不可解な判定があった。

 スペイン紙「アス」は、準々決勝で永山に勝利したガルリゴスが「日本から脅迫を受ける」と報道。コーチであるキノ・ルイス氏が明かしたといい「何に文句を言っているのか分からないが、ルールは明確」などのコメントを伝えた。またガルリゴスは「主審が『待て』を出したが、騒音で気づかずに続けた」としており「ルールは誰にとっても同じだ」などのコメントも紹介した。

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