メダルラッシュのスノボ勢、帰国便エコノミー報道に成田童夢氏「辛い」「このままでいいのか?」アスリートの地位向上訴える
ミラノ・コルティナ五輪で金メダルを含む計6個のメダルを獲得したスノーボードのビッグエア・スロープスタイル日本代表が22日、成田空港着の航空機で帰国。到着ロビーに居合わせた一般客やファン200人に出迎えられ、「おめでとう」などと祝福を受けた。
今回の帰国便では選手はエコノミークラスだったそうで、男子スロープスタイル銀メダルの長谷川帝勝(20)=TOKIOインカラミ=は応援に感謝を述べた後、「ビジネスっていう夢のような空間で帰ってこられるのかなあって思っていたんですけど、なかなか人生そううまくもいかずに、エコノミーで普通に過ごして帰ってきました」と苦笑いしながら告白した。
男子ビッグエア銀メダルの木俣椋真(23)=ヤマゼン=はエコノミーの真ん中の席だったという。
2006年トリノ五輪スノーボードハーフパイプ日本代表の成田童夢さんは、メダルラッシュのスノボ勢の帰国を報じたニュースについて「この、メダリストがエコノミーで帰国という記事……見るだけで辛い。」と感想。
「10代の若手選手が五輪の舞台に立っている。遊びたい盛りの青春時代を全て競技に捧げ、人生を全て懸けて戦っているということ。そんな『国の英雄』が心身ともに疲弊した状態で相応の待遇を受けられない。本当にこのままでいいのでしょうか? この現状を変えていくべきではないのでしょうか?」と疑問を投げかけた。
そして「これは単なる予算の問題ではなく、日本における『アスリートへの敬意』の現れだと思うのです。子供たちが心から憧れる世界を作るためには、メダルの有無を問わず、日の丸を背負った全てのオリンピアンを国や社会が『国家の財産』として尊ぶ文化が必要です。アスリートが真の英雄としてリスペクトされる社会へ。その地位向上のために、私も力を尽くしたいと思います。」とつづった。
