高木美帆に熱視線-姉の菜那さん ライバル関係から“姉妹”へ「最高のガッツポーズが見たい」ラスト1500メートル迎える妹との関係性
スピードスケート女子の高木美帆(31)=TOKIOインカラミ=にひときわ熱い視線を注ぐのが、五輪金メダリストで姉の菜那さん(33)だ。大会最後の1500メートルで頂点を狙う妹に「最高のガッツポーズが見たい」と期待を寄せている。今回はテレビ解説の仕事などで現地に滞在。15日の女子500メートルでは、2個目の銅メダル獲得を自分のことのように大喜びした。
心の奥にライバル意識を抱いてきた美帆との関係は、2022年北京五輪後の現役引退から変化した。2年前は2人でスペイン旅行。昨春修了の大学院では兄弟、姉妹アスリートの関係性をテーマに論文をまとめた。過去の葛藤も客観視できるようになり、スケートの会話も自然と増えた。
今季序盤、美帆はW杯の1500メートルでは6季ぶりに表彰台を逃すなど不調に苦しんだ。菜那さんは五輪前にあえて調子を抑える海外選手の例を伝え、精神面で支えた。そのW杯は低気圧で好タイムが出やすい条件が整い、世界新記録が続出。だが妹の1500メートルの記録はそのままで「抜かれたら美帆の心は折れていたと思う。それがなかったのは大きい」と推察した。
本命種目は強敵のオランダ選手が出場権を逃した。「風は吹いている。あとは美帆がどうつかむか」。姉は胸の中でエールを送り、その結末を見届ける。
