【吉田知那美の視点】初戦の勝負分けたのはドローショット 2連敗もまだ焦る段階ではない スキップのサポートへ他選手の精度が重要
「ミラノ・コルティナ五輪・カーリング女子・1次リーグ、日本7-10デンマーク」(12日、コルティナ・カーリング五輪競技場)
1次リーグで女子は日本のフォルティウスがデンマークに7-10で屈し、2連敗スタートとなった。日本は7-7で迎えた延長の第11エンドに3点を奪われた。スウェーデンは2連勝。中国や韓国は1勝目を挙げた。男子は英国が前回王者のスウェーデンを6-3で下し、2連勝。13日はカナダ、イタリア、スイスが勝って2連勝とした。
強豪スウェーデンとの初戦の勝敗を分けたのはドローショットだった。
序盤はテイクアウトショット主体の流れから、1-1の第4エンドで初めてドローの精度比べとなった。フォルティウスのスキップ、吉村選手の2投目が大きく曲がるミス。たった1投だが氷の情報を読み取られてショットを修正され、3点を奪われた。デンマーク戦の前半は戦術に問題はなかったが、ショットを決める精度と、アイスの感覚を合わせる作業が続いて苦戦した。
連敗はしたが、私がメンバーだったら「全然大丈夫」と思っている。4位通過でもいいし、むしろ挑戦者として戦える立場にいる。3戦目でぶつかる優勝候補のスイス戦は「育ててもらう、胸を借りる」気持ちで臨むことになるだろう。ミスを出し尽くせば、怖いものはなくなる。失敗のデータがあれば、精度を上げていける。
フォルティウスは総力戦が持ち味。スキップをサポートする他の選手たちの精度を上げることが、後半戦ではより重要になる。まだ焦る段階ではない。(北京五輪銀メダリスト)
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